皆さんはこの記事をご存じだろうか?。
NHKニュースによると、大阪の認定子ども園で常勤の保育士さんのほとんどが
今月末で一斉に退職の意向を示していて、保護者が戸惑っているとのことです。
私の娘も保育士ですが、3月末で退職しました。
同僚の保育士さんを含め3人が退職したそうです。
このようなことがニュースになるのも珍しくなくなってきたように思います。
娘が退職した理由も何となく想像できます。
娘に聞いてみるとシフト勤務の割には時間外手当が正確に支払われないとか、
保育士の業務以外の作業をさせられる。
例えば草刈機を使っての除草作業があったり、
トドメは毎日のようにおこるモンスターペアレントの対応に心が折れたそうです。
さて、ハラスメントとかコンプライアンスを守れずお客様(保護者)に迷惑をかける。
疑念を持たれるなど社会的信用を失うことはこのご時世、致命傷だと
経営者は肝に銘じなければと思います。
私が若い頃「人材」をこれからは「人財」と言いましょうと上司に教わりました。
私の会社は、職人的な仕事が多く「人財」を育成するには、
時間とコストがかかります。
なので人財育成活動とか技能伝承活動は盛んに行われています。
保育士さんは子どもさんを育てるお手伝いをしているわけですが、
子ども一人一人の個性に合わせ臨機応変に対応し経験値を蓄え、
更によい保育が出来るように日々努力していると思われます。
私の会社で言うところの「人財」なのです。
例えばですが、出来る保育士さんたちが「もうこんな保育園はいやだ」と去った
保育園にはそこそこの保育士さんが残ります。
すると、保育園は新しい人を雇いますが、先ほども述べたように
一長一短で上手く仕事が回りませんそこで、先輩保育士さんの負担が増えるわけです。そして、負のループが生まれるのではないでしょうか?。
その結果、子どもさんたちの生命が危機に晒される機会が増えると思われます。
もう一度言いますが「ブラック企業は、なくなればイイのに!」
しかしまずは、この5年間、懸命に働いた。
娘に「お疲れ様」と労ってあげたいと思う次第です。