皆さんも生きていると色々な節目を迎えます。入学、卒業、成人、就職、結婚、出産、
厄年、更に60歳で定年退職、それと同時に還暦を迎えます。
今回は、還暦について考えてみたいと思います。
現在では、赤いちゃんちゃんこを着る風習が少なくなりましたが、還暦を迎える
ことは、人生において重要な節目であり、長寿を祝福するだけでなく、これからの人生をより良く生きるための新たなスタートとして捉えられています。また、赤色は邪気を払い、健康や、長寿を祈る色だそうです。
さて、女房には、家計、家事に育児、困った時の相談相手。また、長年生きていると
心が折れそうになりますが献身的に支えてもらいました。
何より私よりも控えめで、聡明です。感謝しかありません。
そんな女房の骨休みに2人して旅に出かけました。目的地までは「2人で旅をするのは、新婚の時以来かな?」などと言いながら車を走らせています。また、子どもたちの将来についてとか、私達の老後の話、女房の愚痴など他愛もない話をしながら約2時間で
到着しました。
車を降り、背伸びをする女房を見て「疲れた?」と声をかけます。「ま〜あ」と女房。
「まだ、時間があるので散策する?」と私が言うと、女房は「そ〜ね」と言いました。
新緑の中、清々しい爽やかな風が吹くと同時に、ゆったり時間が流れます。
女房が「春って良いっよね」と言いながら夫婦で景色を眺めながら歩きます。
日も落ち、夕食は、女房が好きなすき焼きです
「美味しい、こんなに落ち着いて食事を楽しんだのは、何年ぶりかな?」と言います。
私は「いつもありがとう」と答えます。なんだかんだこの歳になっても苦労をかけていたことに気づき。「今日は、ゆっくり食事を楽しんで」と言いながら2人で、すき焼きを食べています。
さて、私達夫婦とっては、つかの間の休日でしたが、穏やかでのんびりとした時間を共有しました。「旅はどうだった?」と私が言うと「今回は楽しかったけれど、来年はもっと遠くに行ってみたいな」と嬉しそうな顔をしながら返事をしてくれました。
唐突ですが、皆さんは、平均寿命はご存じですか?。厚労省によると2022年での平均寿命は男性 81.47 年、女性87. 57年だそうです。女房は、還暦ですから、平均的な人生の2/3はすでに生きたことになります。人生100年時代とは言えこのように旅ができるのも、あとどれ位できるのか疑問です。
今更ですが、漠然と老後の生活、健康などにも不安を覚えます。
今後は、夫婦揃ってこのような時間を大切にして、日々の生活を送りたいと思う
次第です。