突然ですが、「ここで1句」・・・
「バーベキュー あおぞらけむり およぐ鯉」
「才能あり」・・・・自画自賛
ゴールデンウィーク。遠方に住んでいる息子夫婦が実家に帰省してきました。
5月は孫と、息子のお嫁さんの誕生日です。最近では、海岸などで火を熾すことが
できなくなっています。そこで、息子の家族と、私達家族6人で、近所のマリーナに
ある手ぶらでバーベキューできる施設に行き、バーベキューで誕生日会をします。
予約メニューはこんな感じです。
国産牛ロース、ハーブウィンナー、イカ、ホタテ、ケイジャンチキン、スペアリブ、
じゃがバター、焼き野菜、アヒージョ、バケット、枝豆 お一人様4,950円(税込)
それと、ソフトドリンク飲み放題1,100円/1名、
更にテラス席、ガラス戸席など雨でもバーベキューが楽しめるとのことでした。
まずは、ビールやウーロン茶で乾杯「誕生日!おめでとう!!」
そして、食材を焼き始めます。ホタテやイカにかけた醤油が焼けて香ばし香り、ロース、ウィンナーなどの肉が焼け油が滴り落ち火が立ち、同時に煙が立ち上りました。
私が「そろそろ、食べ頃ですよ、熱いから気をつけて食べてね」と言います。
すると、孫がホタテを取ります。彼は海鮮が好きです。
「どう、美味しい?」「熱けど美味しい!!」「それは良かった、お腹いっぱい食べてね!!」「うん」などと会話が弾みます。
さて、お腹も満たされ程よく酔いがまわってきて何となく家族を眺めながら
昔のことを思い出しました。それは嫌われる勇気の一節です。
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」、
親は子供にとって良いと思われる方向に導きたいと考え子供に「勉強しなさい」とか「早く寝なさい」など口癖のように言いますが、それに従うか拒否するかどうかは子供の課題です。子供にとっては「うざい」だけなのです。
今でこそ、息子も結婚して幸せに暮らしていますが、多感な時期にガミガミ言って
彼の人生に土足で踏み込み嫌な思いをさせました。
また、親のエゴを押し付けていたと反省しています。今なら断じて言えますが、
彼が心配だったとか、よい選択をしてもらいたいなどと言うつもりは毛頭ありません。
彼の生まれ持った個性の否定でしかないのだと思っています。
「馬が水を飲むのかは馬の課題です」。そして、彼は実家から出ていきました。
「じぃじぃ、僕の誕生日ケーキ見てよ美味しそうだよ!」とういう声で我に返った私です。先程の悪夢を振り払うかのように「ど~れ~!」と大声で言いました。
一家全員で誕生日会を開催できた嬉しさのあまり、お酒が弱い私は飲み過ぎてしまいました。息子夫婦のことや孫の将来のことなど十分に話しが出来ました。
現在では、スマートフォンでリアルタイムに顔を見ながら会話が出来る時代ですが、
匂い、雰囲気、表情、仕草など、実際にあつまってみないと、このような楽しい時間を過ごすことが出来ません。 ありがたいことです。
また、休日の最後にちょっとブルーな気持ちです。
「ここでまた1句」・・・・
「雨の中 泳がぬ鯉と バーベキュー」
「凡人」・・・・・・・「おっしい~」
「天気は、私の課題ではない!!」と思う次第です。