遙かなる大

思うがままに投稿しています。

老い 人間ドック 働き方

ある日の休日、女房と2人でご先祖様のお墓参りに出かけました。ついでと言ったら

語弊がありますが、近所に住んでいるばあちゃん(義母)の様子を見に行きました。

御歳93歳、[物を捨てられないばあちゃんの代償]で記事にした義母です。

ドアチャイムを鳴らしても返答がありません。耳が悪くてテレビのボリュームが

大きすぎるせいです。女房は心得ていて玄関を開けて部屋に入って行きました。

近所に住んでいるので、毎日のように実家に行って世話をしています。

私が大声で「ばあちゃん元気‼️」と声をかけます。ばあちゃんは、私の顔を覗きながら「にっこり」笑顔で応えてくれます。女房に聞いたところ、少し認知があり、

要介護4の認定を受けているそうです。耳が悪かったり、認知症だったり、また、

私が知っている時からなんだか身体つきがひと回り小さくなっていました。

しかし、女房が言うには、まだまだしっかりしているそうです。

さて、私はというと、このあいだ人間ドックを受診して、総合判定はCでした。大きな病気は見つかっていませんが、悪玉コレステロール値が高いだの、胸部X線で心臓が

肥大しているだの、腹部エコーで所見が見受けられるだの、あまり良くないこと

ばかりです。私が、一番驚いたのは身長が1cm程度低くなっていることでした。

人間ドックの検査後、お医者さんの診察がありました。そこで私が「先生、身長が低くなりました」というと先生は困った顔して、「簡単に言うと、背中を作る水分や骨や筋肉が減ってしまったり、背骨や足が曲がってしまったりするからです。水分や骨や筋肉は年を取るとどうしても減ってしまいますが、適度な運動や栄養摂取で予防することはできます」と言いました。

更に、先生は「LDLコレステロール値が高いので適度な運動、食生活に注意して

ください 」とも言われました。すかさず私は「仕事で一日約1万歩ぐらい歩いていますがそれは、適度な運動ではないのでしょうか?」と尋ねました。

一日に1万歩歩くことは、健康やダイエットに効果的な運動と言われていますが、

実は歩きすぎになる可能性もあります。健康効果が得られる理想的な歩数は、

一日8000歩であり、そのうち20分は早歩きなどの中強度の運動をすることが推奨されています。このように、歩数だけでなく運動強度も重要です。 

 一日8000歩+中強度の運動20分を続けることで、内臓脂肪や体重の減少、高血圧や

糖尿病などの生活習慣病の予防、うつ病認知症の予防など、さまざまな健康効果が

期待できます」と指導を受け、うなだれる始末。

 

また、私は「この5〜6年間位一日中耳鳴りがして、聴力検査のときに高い音が

聞こえません」と訴えました。すると先生は「耳鳴りは、外部から音を伝える仕組みに何らかの異常が起こったときに、脳が音を補おうとして作り出す音だと考えられます。その異常は、耳自体や神経や血管などに関係する病気や薬やストレスなど様々な要因で引き起こされる可能性があります」と軽くいなされる。

つまり加齢によって様々な 症状が出ているということでしょうか?。

心のなかで呟く。

しかし、このような定期健康診断が、早期発見早期治療にとても重要であることが

再認識できた良い日になりました。

さて、歳を重ねることと、今後の私の生き方も考えてみることにしました。

私も定年して4年目の年になります。頭では分かっていても、若い時みたいに

体がついていきません。私のブログ[ごんじぃのひとりごと]を見て頂いても分かる

通り、週末は疲れた体を休めることに努めて、ブログを投稿して、余暇を

楽しんでいます。

私の会社も国の方針に沿って、本人が希望すれば70歳までは再雇用することに

なったり、賃金体系も変わりました。背景には、少子高齢化や労働力不足などが

あります。

そのように周りの状況が変わりますが、先に述べたように歳は歳です。

身体は自然と老いていきます。そのような状態でどのように生きるのか、

最近はよく考えるようになりました。

ある女性の従業員さんが「子育てが終わって、余裕が出来ると思いきや、

親の面倒を見なければならない。お金もそうだが、時間に余裕が全くない、

やらなければならないことが多すぎ!!」と言っていました。

私も女房を見ていて「同感」と心のなかでつぶやきました。

国がどうだとか、社会がどうだとか言うつもりはありませんが。

今、私の目の前で働いている若い従業員を見ていると、何となく憂いでしまう次第。