私が現役の頃、会社の出張などで愛用していた携帯用髭剃りの修理をします。
型番は、パナソニック メンズシェーバー 回転刃 黒 ES-KS30-Kです。
Amazonで1,555円程度の髭剃りです。なぜ、2個あるかというと「ちょくちょく」
故障します。安価なので故障すると、新しく購入していましたが、安価だからと
いって2個も購入すれば「塵も積もれば山となる」のことわざ通り、高性能、高品質な物が買えてしまいます。そこで、修理をすることにしました。
スペックは、約8時間の充電式、海外対応(AC100-240V)、50-60Hz、
ニッケル水素電池、本体約125g
写真の左側は、正常に動作しますが、右側はスイッチを入れても「うんともすんとうも」動きません。
分解開始。
ネジが3本止まっているだけで、意外と簡単に分解できました。
工業高校機械科卒の私でも、わかりやすい構造をしています。モーター、バッテリー、コンデンサー、抵抗、コンセントプラグなどです。「チョット」言い忘れましたが
分解をすれば保証対象外になりますので分解をする場合は自己責任でお願いします。
このシェーバーは保証期限が切れています。確か、保証期間は購入後1年間だと
思います。それでは、デジタルマルチメーターで各部品の導通をチェックします。
すると、モーター導通がないことが分かりました。その他の部品は導通します。
どうやら、モーターが壊れているようです。
使用してたモーターの型番を確認しました。また、このモーターの線は、基板にハンダ付けされているため、同じ型番のモーターとハンダ吸い取り線をAmazonで購入しました。
交換開始。
まず、古いハンダにフラックスを塗って、新しいハンダを盛ります。そうすることに
より、古いハンダをきれいに取り除けます。そして、ハンダ吸い取り線あてその上からはんだこてを押し付けハンダを吸い取ります。案外きれいに取れました。
次に新しいモーターの線を基板に通しフラックスを塗りハンダ付けしました。
写真の右側が新しいモーターを基板にハンダ付けした様子です。
あとは、キムワイプに無水エタノールを染み込ませ、上から歯ブラシで擦って基板を
掃除すればハンダ付け作業は終了です。
最後に、再組み立てを行います。「スイッチON!」無事に動作しました。修理完了。
作業時間は、約2時間程度。モーターとハンダ吸い取り線の費用をあわせると
696円です。以前にも記事にしましたが、素人の私が、このような作業が出来るのも
インターネットのおかげで、検索すれば情報や部品なども瞬時に手に入ります。YouTubeなど動画もあり興味さえあれば誰でも出来ます。
今の時代、人ができて、自分に出来ないことは少ないのではないでしょうか?。
行動するか、しないかだけではないでしょうか?。
電子工作などに興味のある方の参考になればと思い、私が主に使用している工具を
紹介して修理記事を終わります。
デジタルマルチメータ
HIOKI(日置電機) 3244-60 デジタルマルチメーター
ハンダこて
白光(HAKKO) ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02
ハンダ
白光(HAKKO) HEXSOL 巻はんだ 電子部品用 150g FS402-03
フラック
白光(HAKKO) 電子部品用フラックス 30ml ハケ付き 001-01
ハンダ吸取線
白光(HAKKO) ハッコーウィックノークリーン1.5MX2.0MM FR150-84
拡大鏡
拡大鏡 スタンド ライト付きルーペ ライト付き72個led卓上ルーペ 8倍の倍率拡大鏡を搭載 折りたたみ式 角度調整可能 無段階調光 3種色温度 USB給電 目に優しい 多用途